『人間失格』序盤を読んで
昨日バイト中に親指の爪を負傷しました。
結構奥まで爪が割れて、本来見えないはずの肉が露見してる状態です。
深爪の向こう側とでも言いましょうか。
そんなことはどうでもいいんです。
今日バイト終わりの電車で、太宰治の代表作『人間失格』を読み始めました。
初版が1948年で昭和だと23年らしいです。70年以上も前の作品なんですね。
そんなんだから、読みづらいのかなと思っていました。が、旧字が出てきたり、言い回しが古かったりはするものの、普通に読みやすいしおもしろいです。
30ページほど読んで2か所気になったところがあったので書こうと思います。
まず一つめ、主人公の父親が東京に行くということで、子供達にお土産を買ってやるから何がいいか。と聞く場面があります。
「獅子舞のかぶりものがいいか?」などと父親は訊ねますが、主人公はうんともすんとも言えずもじもじしていると、一番上の兄が「本がいいだろう」と言ってくれます。
そのことで父親が機嫌を損ねたと感じた主人公は、夜な夜な父の部屋へ行きこっそりと手帖に「シシマイ」と書きつけます。
後日父親が帰って来た時に、母とそのことで笑いあっていたのを聞き安心するというものです。
『人間失格』を読むのは初めてだと思ってましたが、ここのシーンだけ以前読んだことがあるみたいで、ふと思い出しました。
2つめは下ネタ?になるんですがしれっと文中に「小さいおチンポが見えていたので」って書いてあって、思わず笑いましたw
そんな感じです。
今の所は普通の人間の気持ちがわからない主人公が、道化になることでクラスの人気者としてうまいことやれているといった感じで、まだまだ「人間失格」はしていないかなというところ。
それでは!